PokerTrackerの統計の読み方 - Micro Limit用

PokerTrackerでの統計で、Micro Limitで重要なものを書き出しておきます(2+2のMicro Limit ForumのFAQを参考にしました)。統計は10人ゲーム用です。ゲームのサンプルサイズは、最小でも10,000ハンドはないと、数字が意味を成さないと思ったほうが良いです。また自分の統計が以下の範囲だとしても、勝てるとは限りません。が、これらの統計から著しく自分の値がずれている場合、そこに漏れがあるかもしれないという目安になります。

VPIP: voluntarily put $ in pot (%)。この数字にベストの数字はありません。しかし、典型的な範囲は15から20です。15ぐらいで良い結果を出している人もいるし、20台前半で良い結果を出している人もいます。レートアップする毎に、この数字は1~2ポイント落ちるでしょう。貴方のVPIPは、ポジションによっても変わります。普通レイトポジションより、アーリーポジションではタイトであるべきです。

PFR: preflop raise (%)。典型的な範囲は、7~10です。少ないですが、10を超えるプレイヤーもいます。ですが、ほとんどの人は最初の10Kハンドを7かそれ以下で始めるようです。PFRはVPIPの半分であるべきだと主張する人もいますが、それは偶然の一致であり、貴方の目標とすべきではないでしょう。貴方のVPIPが13~14であっても、PFRは8~9ぐらいで、VPIPがもっと高いプレイヤーと同じPFRであることも頻繁にあります。貴方のPFRはアーリーポジションより、レイトポジションの方が高い傾向にあります。

VPIP from SB: 一般的な範囲は25~35です。これは貴方のテーブルの選択によってかなり変化します。もし貴方がパッシブゲームでよくプレイするなら、この数値は高くなる傾向にあります。もし貴方がアグレッシブなゲームでプレイするなら、低くなる傾向があります。しかし、もし数値が25以下なら、貴方はいくつかの利益を生じるゲームを見逃しているかもしれません。また数値が35よりかなり高いなら、貴方はSBからプレイし過ぎで、ポストフロップでポジションが悪いのを過小評価しているでしょう。その場合、スターティングハンドのチャートを参考にしてください。

Saw flop all hands: これは貴方のVPIPとテーブル選択の効果的な統計です。通常貴方のVPIPより5%程度高いです。

Steal defense: マイクロリミットでは、この状況は滅多に起こりませんし、例え20Kハンドプレイしても、この統計に必要な十分なサンプルサイズは得られないでしょう。この数値にこだわるよりは、スチールをかけてきたプレイヤーによるので、特定のゲームでのディフェンスについて調べたほうが良いです。

Attempt to steal: この状況はスティールディフェンスより頻繁に起こります。が、マイクロリミットでも上のレートでないとそんなに頻繁には起こらないでしょう。この数字は普通30代後半です。しかし、貴方のテーブル選択や全体的なアグレッシブさに依存します。

WSD: went to showdown。この数字の一般的な範囲は28~32です。しかし、貴方のスタイルによって変わります。この数字は、貴方のプレイに大きな漏れがないか調べるのに役に立ちます。この数字が高すぎる場合は、しばしばビッグストリート(ターンとリバー)でのルースプレイを意味しています。またこの数字が低すぎる場合は、"fit or fold"のプレイスタイルを意味しており、ポットサイズを無視して利益を上げれるゲームも見逃している可能性があります。

WSF: won $ when saw flop。 偶然の一致で、この数字は28から32の範囲です。ほとんど効果的な統計です。もし数字が極めて高い(35以上)なら、貴方は運が良いだけかもしれません。28以下は貴方の弱いハンドをプロテクト出来ていないか、たくさんの勝利ハンドをフォールドしているのかもしれません。他の統計と同じように、特定の数字が特定の問題を示しているわけではありません。問題があるかもしれないという程度で捉えて、ポストフロップの判断で自分が難しいと思ったハンドを、フォーラムなどで投稿して他人の意見を聞いてみるべきでしょう。

W$SD: won $ at showdown。範囲は50~58ぐらいです。50以下はショウダウンに行きすぎであり、数字が高すぎるのはたくさんの勝利ハンドをフォールドしていることを意味します。リミットホールデムでは、ポットはしばしば終わりには大きくなります。従って、終わりで正しいフォールドをするには、貴方がベストハンドを持っていないということを、確信している時に以外にすべきではありません。

FRB: folded to river bet。範囲は40~55ぐらいです。この統計を分析することは意味があります。WSDまたはW$SDと同じく、終わりでフォールドし過ぎているか、またはフォールドしなさ過ぎるかを示しているかもしれません。極端に低いか高いのでなければ、別のことに時間を費やしたほうが良いでしょう。

AF: aggression factor。これは任意の数字で、各ベッティングラウンドでの貴方のアグレッシブさを示すものです。この数字は貴方のスタイルによって凄く変化するので、貴方のハンドを掲示板などに投稿して、貴方のアグレッシブさが適当かどうか、第3者の意見を聞いてみたほうが良いです。VPIP/PFRは貴方のプレフロップの攻撃性を示すので、一般的にAF - PF は無視して構いません。貴方のポストフロップの攻撃性は、各ストリートで通常2から3の間です。フロップは通常ターンとリバーより高いです。よく3.0以上になります。マイクロステイクスのプレイヤーは全体的にAFが(PFは含みません)2.0から3.0の間です。いくらかの人はAFが3以上でも勝っている人はいます。逆にAFが2以下の人はいません。この統計は極端に低すぎるか、または高すぎる場合でない限り、あまり分析する価値はありません。

when folds (%): この統計はあまり分析する価値はありません。何故なら貴方のアクションの適切さを表すものではないからです。典型的な数字は次のとおりですが、適切な数字はかなり広範囲にわたります。(no fold: 12 _ PF: 75 _ flop: 8 _ turn: 3 _ river: 2).

check-raises: これは大抵の場合、全てのアクションの中から、1%から2%の間です。チェックレイズをしっかりしているかどうかを、この数字で分析することは余り意味がありません。掲示板などに自分のハンドを投稿してみてください。

Win-rate: 全員が気にしている数字であり、私達はどうすることもできません。0 BB / 100 ハンド以上なら満足すべきです。この数値は100ハンドで何ビッグベット分勝った(又は負けた)かということです。この数値はマルチテーブルやリミットの違いも問わず使用できます。$/時では成功しているかどうかを見極めるのは難しいです。例え0BB/100でも、サンプルサイズが小さいのなら焦らないようにしましょう。変化やダウンスイングは起こるもので、そのようなスランプは200BB以上の大きなものになることもあります。そして10Kハンド以上にわたって続くこともあり得ます。貴方のWinRateはリミットを上がる毎に下がっていきます。オンラインリミットの.50/1.00で、3BB/100を出せるならその方はかなり優秀です。6BB/100は恐らく維持できないでしょう。2/4(オンライン)のレートに辿り着き、2BB/100を長期的に維持できるならそれは良い数字です。そのレートで4BB/100の維持は難しいでしょう。更にブラインドからは長期的にみて負けるでしょう。ブラインドのハンデは大きく、正当にプレイしていても勝ち越すことは難しいでしょう。

Standard Deviation / 100: これは貴方のスタイルによって変わります。しかし14-18の値が典型的な範囲のようです。

まとめ: これらの統計は、貴方がとったアクションの適切さを表すものではありませんが、貴方のアクション(VPIP、PER、その他)の頻度を表します。2+2プレイスタイルは通常上記で説明した数値の範囲に収まるはずです。しかし、良い統計と良い結果は全く違います。統計は貴方のポーカープレイの大きな漏れを見極めるのに役に立ちますが、それら漏れがどこにあるかを見つけ出すのは難しいかもしれません。漏れを直すには、貴方のハンドを掲示板などに投稿することです。

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