ポーカートラッカーのStandard Deviation(標準偏差)とは?

ポーカートラッカー(PT2)のRing Game Player Statisticsの1つに、Standard Deviation/Hourという項目があります。Session Notesタブをクリックして、More Detail...と書かれたボタンをクリックすると、Standard Deviation/Hourが表示されているウィンドウがポップアップします。

Standard Deviation/Hour

Standard Deviationは、日本語では標準偏差と呼ばれており、この数字は1時間プレイした場合、68%の確率でプレイヤーの平均時給(BB/HR)から(上下)そのBB分以内(上記例だと$16.3992)に、収支が収まることを意味しています。

この数字を2倍すると、95%の確率でプレイヤーの平均時給(BB/HR)から(上下)その2 x BB分以内($32.7984)に、収支が収まることを意味しています。

更に3倍すると、99%の確率でプレイヤーの平均時給(BB/HR)から(上下)その3 x BB分以内($49.1976)に、収支が収まることを意味しています。

ライブのプロポーカープレイヤーは1時間に1BB稼ぐと言われています。プロの時給のStandard Deviationがどれくらいなのかは知りませんが、恐らく10BB/HR前後なのではないかと思います(オンラインプロだともっと変化が激しいかもしれません)。

2+2で、プロでも調子の悪い時はどのような結果になるのか、エクセルを使ってシミュレーションを掲載しているスレッドがありました(こちら)。面白かったので、ここでも紹介してみます。サンプルは上で説明した、時給1BB、Standard Deviation(標準偏差)10BB/HRとします。

以下が1,000時間(プロが半年プレイした場合)、500時間、100時間プレイした場合のチャートです。Y軸が勝った(負けた)BB額、X軸がプレイした時間です。

1,000時間
1000時間

500時間
500時間

100時間
100時間

500時間は、見てて痛いですね。真中あたりの急降下(250BBダウン)は、かなり精神的に応えそうです。プロの時給を出しているはずなのに、ポーカーを辞めてしまうかもしれません(笑)

1,000時間ぐらいいくと安心できそうです。

このシミュレーションはエクセルを使えば、以下の方法で簡単に作成できます。

  1. エクセルのセルA1に =RAND() と入力し、0から1までの乱数を生成し、そしてその式をA2からA1000までコピーします。
  2. セルB1に、 =(X*NORMSINV(A1))+Yと入力します(Xは自分の標準偏差/HRで、YはBB/HRです)。そして、その式をセルB2からB1000までコピーします。この式が乱数を使って、その時間での時給を作成します。
  3. セルC1に、=B1と入力し、セルC2に =C1+B2と入力します。そしてセルC2をセルC3からC1000までコピーします。これがX時間後の累積金額(BB)になります。
  4. コラムCを使って、1000時間、500時間、100時間等のグラフにします。

面倒な方は、テンプレートを作成してみたので、以下からダウンロードして試してみてください。ご自分の時給BB/HR、SD(標準偏差)/HR、BB 金額が分かるのなら、それらをテンプレート中の太字で書かれた箇所に記入すれば、自分のシミュレーションが計算できます。またF9ボタンを押すと、乱数を変更できるので、色々なグラフが見れて面白いです。

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